【転勤妻の日常】第2話:派遣で見つけた“私の居場所”

パソコンのキーボードに置かれた女性の手を背景に、画面中央に白い太字で「社会とのつながり、もう一度。」、左下に「転勤妻の日常#2」と配置されたアイキャッチ画像。 転勤妻の体験記
【シリーズについて】
このシリーズ「転勤妻の日常」は、夫の転勤で未知の土地へ飛び込んだ私が、
孤独や戸惑いを乗り越え、少しずつ居場所を見つけるまでのリアルライフストーリーです。
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■ 退屈な毎日からの脱却宣言

退職後の数ヶ月、失業手当で余裕のある暮らしを楽しむ一方、「このまま家に閉じこもっていて大丈夫か?」という漠然とした不安が募りました。社会と距離を置くことが心の安定にも繋がると思っていたのに、逆に孤独感が増し、「私には働く場所が必要だ」と痛感したのです。

■ わがままOK!派遣のメリットとは

派遣を選んだのは、自分のペースで働きたかったから。
1. 勤務時間が選べる…午前だけ、連休前だけなど、夫婦の予定とも調整しやすい。
2. 色んな業界を体験…短期のデータ入力から、ちょっとしたイベント運営まで、毎回新鮮!
3. 担当コーディネーターの存在…悩みも相談できる“心強いパートナー”付き。

■ でも、ここは要注意…派遣の落とし穴

もちろん、良いことばかりではありません。
契約が切れる不安…次の派遣先が決まらない日もある。
福利厚生の格差…有給やボーナスは正社員に比べて薄い。
昇進が難しい…いくら頑張っても「いつもの顔」のまま終わる恐れも。

■ 派遣仲間だけじゃない、意外な“社内飲み”の楽しさ

そんな中、驚いたのが正社員さんとの交流でした。仕事終わりに誘われた居酒屋で、
「転勤族って大変だよね」「君の意見は新鮮で助かるよ」と温かく迎えられた瞬間、
自分の存在がちゃんと認められている実感が。アルコールの力も手伝ってか(笑)、
普段は聞けない業界の裏話やキャリア観を教えてもらえたのは、私にとって最高の学びでした。

■ 仕事以上のギフト──自信と人脈

派遣で得たのは収入だけじゃありません。
・「私でも通用する」という自己肯定感
・思いがけない人脈が生む次のチャンス
・どんな仕事でも楽しみを見つけるクセが身につく
これらは“無形の財産”として、引越し先でもずっと役立つ宝物です。

▽ 次回予告:「地方生活のリアル──静かな発見」

第3話では、これまでとは異なる地域で育った私が味わった
地方ならではのギャップと、その中で見つけた“楽しみ方”をお届けします。お楽しみに!

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