【体験談】新生児黄疸で泣いた夜。先輩ママのひと言に救われた私の話

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新米ママは「新生児黄疸」ってご存知ですか?
お恥ずかしながら私は息子がなるまで黄疸について何も知りませんでした。
黄疸とは、生まれて間もない赤ちゃんの皮膚や白目が黄色っぽくなる症状のことで多くの赤ちゃんに起こるごく一般的な現象です。だいたい生後2~4日頃にピークを迎え、1週間以内に自然に落ち着くケースが大半ですが黄疸の数値(「ビリルビン値」※ここでは省略)が高すぎる場合は「光線療法(光療法)」が行われます。

この記事では、子供が生まれてすぐ黄疸と診断された私の心境と心が救われたお話を語っています。
ぜひ同じ境遇のママさんの心が少しでも軽くなれば嬉しいです。

出産後思いがけない宣告

出産を終えた達成感と、目の前の小さな命に胸をいっぱいにしたのも束の間。産後3日目、担当の看護師さんから「黄疸の数値が少し高くて、今日から光線療法に入りますね」と告げられました。

黄疸? 光線療法? 頭の中はハテナでいっぱい。初めての出産で、赤ちゃんの「普通」がまだ分からない私は、不安が急に押し寄せてきました。

かわいそうで泣いてしまった夜

治療が始まると、小さな息子はオムツ一枚の姿にされ、まるで小さな箱のような治療機の中へ。紫がかった青い光が照らすその中で、アイマスクをされてじっと寝かされている姿が、どうしても“かわいそう”に見えてしまって。
「生まれたばかりなのに、なんでこんなことに…」
そう思ったら、こらえていた涙がふとこぼれてしまいました。

病室に戻ってからも、気がつけば赤ちゃんの写真を見ながら泣いていました。きっと今も箱の中で、ひとり光に照らされている。ママなのに何もしてあげられない——その無力感が胸を締めつけて、産後の疲れもあってか、気づけば声を押し殺して泣いていました。

そんな私を見て、同室のママがそっと声をかけてくれたんです。

先輩ママの一言に救われた

「うちの上の子も黄疸で光線療法やったよ〜。あれ、よくあることなんだよ。もう“子どもが転ぶ”くらい当たり前な話だから、ほんっと気にしなくて大丈夫!」

そのひと言に、ハッとしました。
「黄疸=特別な異常」じゃないんだ。
「かわいそうなことをしてる」わけじゃないんだ。

先輩ママの軽やかな言葉が、ずっと重くのしかかっていた不安をふわっと取り払ってくれたような気がしました。

後から調べてみると、新生児の黄疸は実に多くの赤ちゃんに見られるもの。多くは数日で自然に落ち着き、光線療法もとても効果的な安全な治療とのこと。
知らなかったからこそ、必要以上に不安になってしまっていたのかもしれません。

あのときの私、そして今悩んでいるママへ

今、あのときの自分に言ってあげたい。
「大丈夫だよ。ママはもう、ちゃんとがんばってるよ」って。

そしてこれを読んでくださっている、今まさに同じように不安でいっぱいのママにも。
黄疸は、赤ちゃんがちょっと転んだくらいの“あるある”なこと。光の箱の中でも、赤ちゃんはちゃんと守られています。そしてあなたの涙も、きっと誰かがちゃんと見守っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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